たとえ手が不自由でも、ホルダー付きのスプーンやフォークなどの自助具が市販されていますので、食事はできる限り自力でしてもらいましょう。
およそ40~60分の間で食べられるように、適度に介助することも必要です。両手がマヒしていたり、目が不自由で自分で食べられない場合は体を起こし、起き上がれない場合はクッションを背中に当て、上半身を起こしてあげて、衣服や寝具を汚さないようにエプロンをかけ、水かお茶で喉を潤してから、お年寄りの食べたい順に従って口に運びます。
「次は何がいいですか」とか、「今度はスープを飲みましょうか」と声をかけながらゆっくりしたペースで介助し、飲み込んだのを確認してから、次の食べ物を口に運ぶようにします。食事の最後には必ずお茶を飲ませ、口の中に何も残らないようにします。
もし口の中に食べ物が残っていたまま寝てしまうと、残菜で窒息を起こす場合もあり大変危険です。食後の歯磨きや口腔ケアも忘れないでしてください。
まちナビの後藤です 回答しました 2022年8月11日